今後は高齢社会の成熟に伴って、福祉車両の活躍場が増えていくと考えていますが、その人気車種の区分についてはミニバンとプチバン、そして軽自動車とに3分割されています。
サイズによって、車両価格に差があるわけですがそれ以上に気になるのが取り回しで、車の大きさによる区分の違いはとても重要です。
そのような点を踏まえるとどのサイズの福祉車両を購入するかというのはある程度考えている方も多いですが、どの車種を購入するかということについては後からということが多いようです。
そこで、こちらでは区分別に、そしてその後にメーカー別に福祉車両の人気車種を比較してみたいと思います。
国内主要メーカーと軽自動車で分割
販売台数から考えれば、ある意味で人気車種というのはわかりそうですが、人気な車が使える車とは限りません。
そのため、こちらでは私の偏見的評価も混ぜながらの紹介となっています。
クラス | 説明 |
ミニバン | トヨタハイエースが強く、次点で日産キャラバン |
プチバン | ホンダフリードが圧勝 |
軽自動車 | ダイハツタントとホンダN-BOX+が優勢で商用ワンボックスも利用される |
ミニバンクラスは業務用の福祉車両が多いために、車も商用車を利用している場合が多いです。
自家用車であれば、トヨタならばノア・ヴォクシーや日産ならばセレナとなっています。
プチバンのクラスについては、ホンダフリードが圧勝であり、他の車を検討する必要がないほどです。
軽自動車においては、ダイハツタントのミラクルオープンドアとホンダN-BOX+の後方が自由に使える仕様によって、優勢となっています。
また、商用のワンボックスも利用されることも多く、特に古い中古車で安価に福祉車両を作ろうとするとこの選択肢になるでしょう。
次に個別に各メーカーとその代表的な車をみていきます。
トヨタではハイエースが圧倒的人気
トヨタブランドの安心もさることながら、やはり車としての完成度が高いのも注目です。
特にロングバンのハイエースは積載量も大きく出来ることもあり、車椅子のような大きなものを積載するのみならず、リフトなどの機械装置をつけるのも有利です。
トヨタならば他の選択肢も多いのですが、ハイエースが圧倒的に有利であり、適性も高いことからこれ以外に悩む必要はありません。
予算の都合は中古車の品質で選べばよいほど、選択に余裕を与えないというところもミニバンクラスの福祉車両でトップの車という状況です。
ホンダは軽ならばN-BOX+・普通車ならフリード
トヨタのハイエースも福祉車両市場に強い車でしたが、ホンダもクラス違いで福祉車両を選ぶのに有利なメーカーです。
まず軽自動車ならばN-BOX+がまさに福祉車両のために設計したのではないか?と考えてしまうほど、車体後方が車椅子を積載することに向いています。
またフリードはプチバンクラスで他に選択肢が無いほどの強い車であり、福祉車両に使う場合でもこの評価は変わらないでしょう。
この状況に特に説明は不要であり、ある意味でここで福祉車両のメーカーの話を終わりにしても良いぐらいです。
日産はキャラバンとセレナ
日産については、トヨタハイエースを選ばない、または付き合いから日産の商用車を利用することでキャラバンを利用するケースがあります。
また、日産セレナはデザインが落ち着いていることもあって、外観的に福祉車両として利用を検討されるのかもしれません。
ただ、福祉車両のラインナップとしては幅広くそろえているのが日産であり、その点は評価してもよさそうです。
軽自動車ではタントやN-BOX+
最後に軽自動車はまとめてということになりますが、ダイハツタントはミラクルオープンドアという横スライドドアの柱が無いので、車椅子の積み下ろしなどを容易にしてくれています。
ホンダN-BOX+に関しては説明したとおり、車体後方を有利に利用できるようになっている点が注目でしょう。
他方、商用ワンボックスの軽自動車も人気はありますが、中古の車を安く買うシーンが目立つような印象です。
なお、軽自動車ではスロープをつけて後方に車椅子を格納する形が多いですが、三菱タウンボックスについてはリフターを備えるなど、珍しい仕様の車も存在します。
近年は軽自動車が優勢か
大型の車ほど車椅子をリフトで揚げてくれるという状況であり、小型になればなるほどスロープで後方に、車椅子を格納するような状況となっています。
例外も存在するわけですが、格納状況によって車を選ぶということがない限りは予算と取り回しで決めるべきでしょう。
そんなこともあってか、最近は軽自動車が有利です。
確かに介護ビジネスをするわけでないならば、軽自動車を用意すればよいので、手ごろですし置き場的にも一部市街地以外ならば困りませんね。
近年の軽自動車は室内も広くなったこともあって、今後の介護車両の主力になっていくものと考えています。
ただ、介護者が家族で2人以上となればミニバンサイズが必要でしょうから、この辺は家族の状況を確認して決めたいものですね。
以上、あなたのカーライフにお役立てください。
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