なかなか値引きが引き出せない車を安く買うための最終手段である「展示車購入」はおすすめなのでしょうか?

安く購入できる分、デメリットも理解しなければいけません。

この記事では、展示車を購入する場合にデメリットを理解して、それを活かしつつ値引きを受ける方法を解説していきます。

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展示車購入のデメリットは車を選べないこと

展示車を購入する場合のデメリットは次の3点です。

展示車購入のデメリット
  • 多くの人に触られているので、使用に際しては多少の消耗がある
  • 色やグレードなどを選ぶことが出来ない(後付けオプションは可能)
  • 購入できる機会が少ない

展示車を購入すると考えているわけですから、多くの人にドアやボンネットを開閉されるなどの消耗に関しては多少覚悟しているはずですが、それ以上に最も大きなデメリットは他の二つです。

まず展示されている車しか選ぶことは出来ませんから、色やグレードなど選ぶことは出来ないということです。

それにあわせて購入できる機会が少ないこともあわせて、選択の幅がないことが展示車購入のデメリットといえるでしょう。

このことは購入時の交渉に大きく影響を及ばします。

展示車購入の交渉が難しい理由

車購入においては「他の選択肢があるからこそ交渉になる」という値引きの鉄則があります。

つまり、初めから展示車を購入したいといっても他に選択肢がないので、相手の都合でことが決まってしまうことが多くなります。

わざわざ選択肢の幅を狭めてまで展示車を購入しようとしているのに、値引きが満足に出ないということもあるかもしれません。

ここからわかるように基本的に展示車を購入する予定であっても、あえてその選択だけをするという交渉方法ではうまくいかない場合が多くあります。

展示車購入のメリットは値引き

展示車購入の最大のメリットは値引きですが、それ以外にもメリットはあります。

展示車購入のメリット
  • 新車購入時と比べて限界を超えた値引きが期待できる
  • タイミング次第では販売店に喜ばれる
  • 車検があればすぐ納車可能

展示車購入のメリットは値引き以外に、販売店に喜ばれたり車検があればすぐに納車が可能なので、人気車種で納車待ちになっている車の場合には嬉しいメリットです。

展示車購入のデメリットで解説した展示車購入がしづらい状況の反対に、展示車購入がしやすい状況というものがあります。

展示車を買いやすいのは「台数を売りたいとき」と「展示車を外したいとき」です。

いずれも説明は不要であると思いますが、このタイミングを見計らうことが展示車購入のカギであり、デメリットを活かして値引き交渉をするポイントになります。

展示車をいかにして値引きするのか

ディーラーで多少の値引き裁量はあるとしても、基本的に新車の販売において規定以上の値引きをすることはできません。

このことは、ディーラーはメーカーの販売意向に従う必要があり、この値引きについても規定があるためです。

そのことの抜け道として下取り評価であったり、今回お話している展示車を含む新古車や未使用車などでうまくやっているという状況になります。

ただ、最初から展示車を購入するといって交渉するとなかなか値引きがうまく進みません。

交渉というのはしかるべきときにカードを切る必要があるためです。

先ほどの値引き規定があることを考えれば、規定を超えて値引きを行うならば上位の決済が必要になり、これが通常の状態ではなかなか難しいために、最後の一押しとして展示車購入を検討するというのが、新車購入で安く買うコツとなります。

つまり、展示車を購入するというのは、新車を購入する上で限界を突破した値引きをするための選択肢として提示をすることが重要なのです。

そのため、最初から展示車を購入しようと交渉してはいけません。

もちろん、決算前など(展示車を外すことがわかればその場合も)台数をさばきたいときには最初から条件の中に提示してもそれほど不利にはなりません。

展示車は欠陥品ではない

展示車は欠陥品ではないために、それを理由に値引きなどは出来ません。

確かにいろんな人が座ったり、ハンドルを触ったり、子供にあらされてしまっている印象ですが、それでも車として機能が損なわれることはないでしょう。

また、酷い傷があれば、それを修理されている状態で買うことが可能であったり、また傷の分だけさらに値引きという状況を考えるとあながち悪いものではありません。

もちろん、傷があるのに何も値引きがなされないならば、それは欠陥品とは別の問題ですから、しっかりと交渉して値引きなり修理なりを引き出すべきです。

このように、展示車だから欠陥があって、それが理由に安いということではありません。

新古車としての展示車とは

展示車を見る場合にはナンバーをついているかどうかで、交渉の幅が広がるので注意深く見てください。

新古車とは

新古車とは、ほとんど使用されていない車ではあるが、登録されている(ナンバーが付いている)ために新車として販売できないため、新車価値をのせて売ることが出来ない車である。新古車が発生する理由には、「展示車」「試乗車」「キャンセルされた車」があるが、最も流通しているのは「販売店ノルマのために販売店が購入した車」である。「別名:未使用車」

展示車にナンバーが付いている場合には、厳密には新車ではなくなっているので、その点は知っておくと車を安く買うことに役立つかもしれません。

新車登録されると新車として販売できないので、特に品質が落ちるわけでもないのに価値が落ちるというのは変な話ですが・・・

このことは、新車を安く買うときに展示車以外の選択肢について考えるときに役立ちますので簡単に説明すると、新車として販売できなくなるだけで価値が2割下がるといわれています。

つまり、ナンバーを取得しただけで車に何かあるわけでもないのに価値が下がるのです。

言い換えれば新車という状況での価値というのは車体価格の2割を占めていると考えられます。

もちろんこの新車という状況に価値を見出す人もいるからこの価格があるわけですが、車をもっぱら利用における価値と考えている場合には、新車というだけでの価値は正直割高であると考えざるを得ません。

展示車に限らず、新車でないというだけで若干安くなりますので、いわゆる新古車・未使用車を購入するということは、経済的な価値を高めることができるでしょう。

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展示車以外の値引き選択肢について

新車を安く買うための方法は展示車だけではありません。

そもそも、展示車はディスプレイとして飾られているので外されるタイミングも少ないですし、何より数が少ないことが発見の困難さをあげています。

このことは、展示車を購入するためには相当タイミングが良いか、またはディーラーの担当者と仲が良いかのいずれかが必要になります。

しかし、新古車で探そうとすれば選択肢は増えるので、新車の限界値引きを期待した車探しでは、新古車のカテゴリで探すほうが最良です。

新古車は展示車以外においては次の3つがありましたね。

展示車以外の新古車
  • キャンセル車
  • 試乗車
  • ディーラーの自爆営業で流通した車(未使用車)

    キャンセル車と未使用車はある意味で、同じかもしれませんがケースによっては違う状況もあるので分けて表示しています。

    キャンセル車というのは、購入するはずだった方が、何かしらの理由でキャンセルしたことにより、登録が済んでしまっているので、新車として販売できない車です。

    対して、未使用車として代表されるのは、販売店がインセンティブをもらうために、自己購入して中古車オークションなどに流すものです。

    未使用車が発生する過程としては、普通のユーザーからすると不可解ではありますが、一定数の車を販売した販売店には、インセンティブが支給されるので、自分で購入しても元が取れるのです。

    試乗車の説明は不要ですよね?

    このような属性の車は、当然ですが厳密には新車ではありませんが、それほど気にしなければほとんど新車です。

    試乗車は若干異なる状況もあるかもしれませんが、安く買うことが出来る選択肢としては、同様に考えても差し支えないでしょう。

    展示車を安く買うなら交渉はしっかり行うこと

    最後に新車を限界を突破して安く買うならば、何かしらする必要があります。

    ただ展示車が安いから買うというようなことは避けて欲しいのです。

    そもそも、販売店としては新車を販売したいわけで、はじめから展示車を購入したいという人には、それほど値引きをしない可能性もあります。

    大切なのは、新車について限界まで値引きをさせたのちに、展示車ならばさらに値引きは可能か?というような交渉が妥当であるということです。

    相手も値引きは利益を減らす行為であるために、できる限り温存したいというのは、逆の立場ならば分かってもらえることでしょう。

    ですから、理由もなく値引きは行わないので、何とかうまく交渉する必要があるということを忘れずに考えるようにしてください。

    そうでなければ新車を安く買うことは、適当なところで妥協すべきで、限界を突破したい方は展示車などを効果的に交渉に使ってくださいね!